大学で同じサークルの先輩にインド旅行に行かないかと誘われ、
俺、先輩、同学年のサークル員でインド旅行に行くことになったんだ。
まずデリーに降り立った俺達はオートリクシャー(タクシーのバイク版)に乗り、夕食をとることにした。
そこで入ったレストランは日本人に対し好意的でおいしい料理、楽しい話をしてもらい
この時は「インドって良い場所じゃないか。」と思っていた。この時は。
夕食をとり終え、いい時間になっていたので、俺達はもともと調べていたホテルに向かうために再びオートリキシャーを拾った。
そこで現れたのはヒゲを蓄えたおっさん。今思うとここから全てが狂い始めた。
おっさん「どこにいきたいんだ?」
俺「アー、ココッスネwwwwww」
と地図で指さすと
おっさん「わかった」
といいリクシャーを走らせた。
おっさん「降りろ。ついてこい」
俺達は建物の中についていった。
するとそこはホテルではなく事務所のような場所でインド人が一人机に向かってた。ワロタ。
一目見ただけでわかった。ここは目的地じゃない
インド「どこに行きたいんの?」
俺「ア、ココ、ココッスネwwっw」
インド「電話番号はわかる?」
俺「ア、コ、ココニカイテアルッマ、グヒュwww」
俺は地球の歩き方を渡した。
もう嫌な予感しまくり胡散臭すぎ。俺達はひそひそと逃げる準備をしておくように口裏を合わせた
インド「そのホテルは今満室だ。今なら俺達が良いホテルと良いツアーを準備してやる。どうよ?」
詐 欺 確 定
これはヤバイwwwwwwwwwと思った俺達は急いで全ての人間を無視して事務所を逃げ出した。
なんとか難を逃れることができた俺達だが、泊まる宿が無いのでとりあえず最寄りのホテルを地図で探し、
安全であると評判のプリペイドタクシーに乗ることにした。
おっさん「俺っちがプリペイドタクシーなんやけどwwww乗ってく??www」
正直怪しかったが、プリペイドタクシーというならぼったくられもせずにちゃんと連れていってくれるだろうと思った俺達はそのおっさんを信じ車へ向かった。
おっさん「どうぞどうぞwww」
言われるがままに連れて行かれると、そこにあったのはタクシーとは思えないボロボロの白い車。
無理矢理乗せられそうになったので俺達はその場を逃げ出すと、また新たなおっさんが話かけてきた・・・。
おでこにララァ・スンみたいなホクロがついたおっさんが妙なことを言い出した。
嘘をついているというので話を聞いてみると、
ララァ「俺は政府の男だからわかるんだ。こいつは嘘つきだ。え?俺が本当に政府の人間だって?ほら、IDカードもあるよ。ほら、俺は政府なんだよ!セ・イ・フ!ガヴァメントマン!」
みたいなことをまくし立てられた。
地 図 取 ら れ た
二回も詐欺られ、俺は完全に彼を疑っていた
「ハイハイワロス地図返してね」
と言うと、 ラ ラ ァ が 切 れ た 。
単語単語でしか話せないけど理解はできるレベル。アホです
ララァ「はあ!?!?!?!ふざけんなよ!?!?!?!?!俺はガヴァメントマン!!!政府の男だぞ!?!?!?
なにすんの!?!?!?!?謝れ!!!カス!政府!!コラ!おい!qwぽrgぽwgjぽいjgw」
と言いながら俺を突き飛ばした
チキンハートな俺は完全にビビリ、「あぁ、こんなに切れるってことは本物なのかなぁ」と思い始めた。
俺「疑ってすみませんでした。とりあえず地図は返してください」
というと
ララァ「いやいや、こちらこそ悪かった。とりあえず君はそのホテルに行きたいんだろう?さっきの男(プリペイドタクシーのおっさん)
には俺が言っておいてやるから、そのタクシーに乗ってホテルまで行きなさいと言われた。」
少しずつとんでもないことになっていることに気づいた。
おっさん「さあ、乗りな。」
と言われタクシーを見ると、黒い車に変わっている。さっきの白いボロボロな車は?この時点で更に疑いが増す
俺「あ、あの・・・どこに行くのかわかってるんですか?」
おっさん「あ?ん、あ、あぁ」
やばい。これはやばい。わかってない。この人100%わかってない。
おっさん「一人300ルピーだ」
するとすかさずララァが飛び込んできた。
ララァ「違う!!!一人100ルピーにまけろ!!!」
おっさん「おぉぉおあおあおおすみませんすみませんすみません!!!!」
俺達唖然
ララァ「なっ、大丈夫だろ。さあ乗りな。」
確信した。こいつらグルだ。ワロタ。俺達は黙ってその場を逃げ出した。
すると突然走ってきた男に顔面を殴られた。
男は走って雑踏に紛れたためすぐに見失ってしまった。
俺は驚愕した。事前にたくさん調べていたが暴力沙汰になることは滅多にないと言われていたので、
まさか殴られるとは思っていなかった。しかも三人中俺だけ。
俺「う、うわあ〜〜wwwま、まさか殴られるとは思っていなかったっすよ〜〜www」
とか言いながら雑踏を歩き続けるといきなり後頭部を殴られた。
効果なかった
俺は悲鳴を上げた。いやマジで怖いよこれ。本当に怖い。
雑踏の中からどこからともなく危害を加えられるわけだし、まずインド人の顔なんて全く区別がつかない。
一番恐ろしかったのはこれが単純な殴打だけでなく刃物等凶器を使った攻撃に変わることだった。
完全に頭がフットーしていた俺は周りのインド人全てが敵に見えていた。すると更に新たなおっさんが話しかけてきた・・・
Oh〜!ニッポンジンテコワイデスネーHAHAHA!
おっさんMk-III「ヘイ君たちどこに行きたいの?」
詐欺を疑ったが完全に怯えていた俺は一刻も早くこんな場所からは逃げ出したかった。てか日本に帰りたかった。
俺「あ、と、とりあえずメインバザール(近場の商店街、宿がたくさんある)へ向かってください!!」
リクシャーに乗り込むとまた男が走ってきて俺の左頬を殴った。いてえ。くそが。今思い出してもムカつくわあのインド人め
ナンじゃね
多分ララァ一味だと思う。よくわからない
そしてリクシャーが走ること10分、ニューデリーからメインバザールへは5分とかからないはずだが大幅に時間がかかっていた。
俺「あ、あのー、ど、どこに向かっているんですか・・・?」
クソ「あ?あぁ、メインバザールだよ」
俺「な、長すぎません・・・?」
クソ「あぁ!?むかってるよクソが!」
俺「す、過ぎてませんか?止まってください!」
クソ「止まらねえよ!俺がもっと良いホテル紹介してやんよ!」
あんまりこういう言葉言いたくないけど、死んで欲しかった。
半泣きで500ルピー札(日本円にして約750円)をウンコゴミカスインド人目の前に差し出すとクソゴミカスインド人は一瞬オートリクシャーの速度を緩めた。
ゴミが500ルピーを受け取った瞬間荷物を持って俺達はリクシャーの外へ出ることに成功した。
が、そこはニューデリーからは離れた全く見知らぬ土地だった・・・
するとさっきのリクシャーのクソが横をついてきやがる
クソ「俺は正直者なんだ!おい!俺は正直者なんだから乗れよ!おい!」
クソが携帯を取り出し電話を始めた。
クソはなかまをよんだ。クソBがあらわれた!
クソB「ヘイ〜www良い宿紹介してやるぜ〜〜wwっw」
笑えなかった。
前回書いたけど規制で書けなくなったからコピペしなおしてます。ペース遅すぎるみたいだからちっと早めます
そのまま、まもののむれの「乗れ!」「宿がgじwじぇいおgw」の呪文を聞きながら歩き続けた。
途中「マフィア」という単語がチラホラ出ていたが、正直びびった。
約30分は歩き続けただろうか。人がいる。初めて人を見つけた。本気でこの状況に嫌気がさしていたので助けを求めることにした。
男をよく見てみると、何か持っている。どこかで見たことがあるものだ。
するとFPSプレイヤーの俺がよく見かけたものがあった。AK-47。
引ったくりも勿論あるし詐欺とか余裕である
日本の治安が異常なんだから外国の治安が良いよは当てにするなよ
本気で死ぬかと思ったが、背中に「Dehli Police」と書いてあった。AKを持った人は警察だった。
心身ともに疲弊していた俺達は涙目で警察に全ての事情を話すと、やさしい英語で
警察「わかった。わかった。よし、じゃあ、近くのホテルを紹介してやる。いいな?」
デジャブ。
様々な疑いがあがったが、この状況はなんとしても逃げ出したかったのでそれに応じることにした。
警察は相方と思しきもう一人の警察官に「おい、連れてってやれ」といった。
相方は気だるそうな雰囲気でニット帽をかぶりガムをくちゃくちゃしていた。とても警察には見えなかった。
さすがにこれ以上外を出歩くのは危険だと判断した俺達はその宿に泊まることにした。宿泊代は2000ルピー。高すぎワロタ
宿泊のための準備を終え、部屋に案内されると、ずっと気だるそうにしていた相方の警官は俺達にウィンクをして親指をグッとつき出して去っていった。イケメンすぎて泣いた。
部屋に入ると俺達は安堵と疲れで布団に倒れこんだ。
俺達は完全に疲弊していた。まさかたった数時間でこれほどの恐怖を味わうとは予想だにしていなかった。
そして用心のために鍵を閉めようとするとブーッ!とブザーが鳴り響き、カギを閉められない。
すると従業員が現れ、こう言った。
従業員「すみません、こちら側のミスです。すぐに直しますのでちょっと待っていてください。」
そしてそのまま1時間程が経過した。ふと嫌な予感がした俺は、ドアの鍵を確認した。
ド ア が 開 か な い
人間って追い詰められると泣いたり怒ったりすると思うだろ?違うんだ。笑えてくるんだ。
俺「あ、やられましたねーwwwどうしましょwww」
と言いながら全力でドアノブを動かしドアを叩いた。
すると従業員が鍵を開けてゆっくりとドアを開き、
従業員「このドアは調子が悪いんだ。悪いね。」
と言われた。完全に疑心暗鬼になっていた俺達は「このホテルは朝過ぎまで俺達を換金し料金をぼったくろうとしている」という結論になった。
ガイドねえ・・・後で出てきます
俺達はドアにティッシュを挟み鍵をかけられないようにし、決して寝ないことにした。
そして一番の問題はここがどこなのかということだった。それがわからないことにはどうしようもない。
悩んでいるとなんと友人のiPhoneのマップが使えることに気づいた。ちなみに俺のれぐざちゃんは息をしていなかった。
iPhoneのおかげで場所がわかった。ニューデリーから10kmほどでそこまで遠く離れていないことがわかった。
翌朝の7時の電車を予約していたため、4時にホテルを出て歩いてニューデリーまで向かうことにした。
これからインドの中二病スレとかあったらブラックエンドエックスと答えようと心に決め、朝4時、チェックアウトのためロビーへ向かった。
従業員のおっさんは無言で壁に書いてある文字を指さした。「TAX 15%」
おもむろに計算機を出すと「500」と打ち込んだ。宿泊代2000ルピーなのに15%じゃないやん数学できるでしょインド人よ
泣く泣く500ルピーを支払い、俺達はニューデリーに向かって歩いた。
俺「ア、ア、サ、サッキハアリガトゴジャマシュwww」
警官「いやいや、大丈夫だよ。君達はこれからどこにむかうんだい?」
俺「ア、ニュ、ニューデリーッシュwww」
警官「ニューデリー!?遠いし危ないよ。このオートリクシャーに乗って行くといい。」
するといつの間にか横にオートリクシャーが・・・デジャブ。
警官(AK所持)「いや危ない!危ないから乗れって!な!遠いし!
俺「あ、本当に大丈夫ですんで。」
警官(AK所持)「ヘイ!ストップ!ヘイ!ストォォォップ!!」
撃たれるかと思ってしょんべんちびりそうになったがなんとか逃げ出せた。
結局、この警官がクロだったのかはどうかはわからないが、今思うとやはり善意で言ってくれていたんだろうと思う。
これで脅威が無くなったとひと安心した俺達だが、甘かった。
インドで敵は人間だけじゃないんだ。
犬だ。
あまり詳しくない人は知らないだろうがインドは狂犬病が蔓延していて世界で一番狂犬病の犠牲者が多いんだ。
だから犬を見かけたら絶対に近寄ってはならない。インド旅行での鉄則なんだ。
狂犬病の犬に噛まれたら終わり。もうザラキとかじわれとかレベル5デスとかそんな感じ。確実に死ぬのよ。
ニューデリーまで10kmの道のりの中、とあるワンコに出会った。
完全にワンコにびびった俺達はワンコを避けるように進むと、ワンコがこちらに気づいた。
こちらに気づいたワンコはなんと俺達を追いかけてきたんだ。
びびった俺達はワンコを追い払おうとするもお構いなしに俺達についてくる。
別に噛む様子はなかったものの、インドの犬のかみつく=いちげきひっさつという前情報がある俺達は恐怖で泣きそうになっていた。
そしてワンコを追い払おうと時間をくっていたら、なんと時間が足りない、7時の電車に乗れなかったら旅行の計画がパーになる。
あと1km地点というところで残り15分ほどしか無かったので、背に腹は代えられぬということで俺達はもう一度インド人を信用してリクシャーに乗ることに・・・
詐欺に遭い続けたが、インド人を信用してよかった。なんと目的地についたのだ!!
駅に着き、残り5分だ。焦りながら切符を見せ、どこに向かえば良いのか聞き、言われた場所へ向かった。
そして電車に乗ろうとすると電光掲示板に書いてある電車と発車しようとしている電車が違う。
オロオロしているとまた新たなインド人に声をかけられた。
俺「あ、これどこに乗ればいいかわかりますか?」
イケメン「あぁ、この電車だね。案内してあげるよ。」
よく見るとやはりこの電車の名前が切符に書いてあるものと一致していたので、間違いはなかったようだ。
俺「は、はあ、わかりました。」
そのまま付いて行くと、自分の席に見知らぬインド人が座っている。
どういうことだと思っていたらさっきのイケメンが現れ、こそこそとインド人に話すとインド人は席を開け、去っていった。
怪しい。
イケメン「ちょっとこの荷物持ってくれないか」
というと近くのインド人と立ち話を始めた。
なぜ指定席の電車なのに席に座ろうとしないのだろう。という疑問が浮かんだが、
詐欺にあい続け無睡のままここまできたので疲労が限界に達していた俺は何も考えることができなかった。
目の前のインド人の席が空くとさっきのイケメンがそそくさとその席に座った。指定席制のはずなのにだ。
このイケメンは観光客を案内している体で列車にすんなり入り込んできた 無 賃 乗 車 であることを。
そしてさっき自分の席に座っていたインド人も無賃乗車だったのだろう。
とんでもない奴だと思ったが別に危害を加えるわけでもないので、そのまま列車の目的地到着を待つのであった。
その間そのイケメンと他愛もない会話、日本のこととか散々な目にあった話とかしてた。
ちなみに、インドの列車ってどんちゃん騒ぎ。日本の電車からは想像もつかないくらい。
大道芸の子供が太鼓叩いてるしちっさな子供の物乞いがやってくるしお茶売ってるし携帯で馬鹿騒ぎするしおっそろしい空間なんだ。
あと3歳くらいの大道芸やってる小さな子が俺の膝にお金入れる皿をぽんと置きじっと見つめたときは心がやられた。
目的地のアグラについた。あのタージマハルがある有名な場所だ。
降り着くとすぐにまあたくさんのカレー野郎が話しかけてくる。
「どこいくんだい!」「案内するよ!」「いいホテル(ry」
完全にイライラしていた俺達はガン無視で地球の歩き方に載っていたホテルに向かうことにした。
あまりに無視していたらインド人のじいさんが「バカ↑?」「ニホンジンバカピーポー?」って言われた。かわいい。
するとたまたま通りかかったリクシャーのおっさんが「イエースジャパニーズバカピーポーwwwww」と言いながら去っていった。ムカつく。
これを撮ってるときにワンコに遭遇。インド門?とかいうらしい。よくわからない
そのままタージマハルの近くにある地球の歩き方に載っている「マヤホテル」に到着。
ロビーにいくと太ったおっさんが出てきた。
デブ「こんにちは!今日は泊まりかい?」
俺「はい。そうです。」
デブ「ああーそうかい、まず部屋を見るかい?見てってよ!」
言われるがままについていく。するとなんと日本でも中級ぐらいの中々良い雰囲気で何より綺麗な部屋に案内された。
なんとWifi完備でホットシャワー付きと最高の条件付きでだ。
詐欺に遭い続け完全に人間不信に陥っていた俺達は恐る恐る聞いた。
俺「お、おいくらでしょうか?」
んなわけねーだろと思ったけどあながち間違いじゃなさそうだな
インドのねこ
デブ「1000ルピーだよ。(日本円にして1500円)」
激安である。この設備でこの部屋でこの立地でこの値段は激安である。先程のブラックエンドエックスよりもかなり安い。
俺「本当に?それ以上とらない?」
デブ「とるわけないよ!」
俺「本当に?」
デブ「1000ルピー!」
感動した。
デブは色々なことを話してくれた。タージマハルのこと、このホテルは繁盛していること、観光名所色々、
そして一泊を決め、へとへとになっていた俺達はようやく安心した眠りにつくことに・・・。
翌朝、部屋を出ると従業員が元気よく挨拶をしてくれた。
するとデブが出てきて、おはよう。もう一泊するかい?と言われたので、このホテルが気に入った俺達はもう一泊することにして、そのままタージマハルへと向かった。
タージマハルにつくと、チケット売り場があったので並ぶことにした。
支払いに手間取っていると横にいたインド人が話しかけてきた。
インド「ナナヒャクゴジュウ!そう。750ルピーだよ。」
俺「あ、ありがとうございます。」
そういうとインド人に売り場の横にある机へ案内された。
チケット売り場のすぐ横(ほんとすぐ横!)に机があり、
そこでは中にミネラルウォーターが入ったタージマハルがプリントされてある袋を観光客に配り、ガイドがそのままタージマハルの中までついていく、というものだった。
まさかチケット売り場のすぐ横で堂々と詐欺をするわけないよなあ〜・・・色々書いてあってTOTAL750とか書いてあったからガイド料込の値段だったのかなぁ〜
と思いながら袋を受け取り、ガイドの兄さんと話しながらタージマハルの中へと進んだ。
金属検査を行い、かばんの中から電子辞書、PSP、携帯が出されるとガイドのお兄さんは
「あー、こりゃ持ち込めないわ。ロッカーに預けてくるから待ってて。」
と電光石火でPSPを持って行かれた。
や ら れ た 。
行動をして、道端で拉致されてしまい。何日後かに発見されて、一応生きてはいたんだけど
片腕を切断されてなくなってたって話。あれがこわくてインド行けない。
なんとガイドのお兄さんが戻ってきた。
ガイド「ロッカーに預けてきたよ。じゃあ回ろうか」
確信した。PSP人質にとられた。このままガイド料ぼったくられるわ。
そのままタージマハルに連れていかれ、建造物の歴史について色々と話された。
正直、めちゃくちゃ面白かった。ガイドのお兄さんまず優しいしめちゃくちゃ写真撮ってくれるし楽しい話してくれるし
良いショットを撮れる場所教えてくれたし、並んでいるところ割りこんだりしてくれたし、裏ルート連れて行ってくれたり。
楽しい会話もしたりして、すっかり仲良くなって実際楽しんだし、1000ルピーぐらいだったら別にぼったくられてもいいかなとか思い始めてきた。
お土産屋の中に連れ込まれると、明らかにぼったくりの商品を勧められたので、ここははっきりNOと断った。
すると民家の密集した場所に連れてこられた。俺達は当然不安になる。
が、しばらく進むと見たことのある道へ出た。ただの裏道だったようだ。
ガイド「この道は俺しか知らないんだよねwww」
とか言ってた。やはりこのお兄さんは優しい良い人だった。
連続で良いインド人にあい、下がっていたテンションは元に戻ってきていた。
お兄さんがPSP持ってた。ロッカーに入れたんじゃなかったのかよ。
心の中でツッコミを入れつつ、そろそろ帰ろうかなと思っていると
ガイド「さて、じゃあ最後にラクダでも乗っていかないか?一人100ルピーで乗せてもらえるよ」
と言われ、ラクダに乗ってみたいと思っていた俺達は快くそれに承諾。馬車ならぬラクダ車のある場所に連れてこられた。
ラクダ車に乗りいざ発進。と思ったときにガイドのお兄さんが止めた。
ガイド「待て。このネームプレートを見ろ。ガイド料一人2000ルピーだ。」
あの優しかったお兄さんが鬼いさんと化した。笑顔だった顔がこんなにも変わるものなのか。
ぼったくられるとは思っていたけどあまりにも高い、そしてなによりあんなに仲良くしてくれたガイドの人が・・・
俺達はびびって金を払ってしまい(本当後悔・・・)、物乞いや売り子がうざかったのでそのまま急いでラクダを動かすようにラクダの調教師に言い、発進させた
ラクダを発進させ物乞いや売り子をまくと調教師が俺達に話した
調教師「いやー災難でしたねー。一人2000ルピーは高すぎるよ。」
俺「そうですよねーとんでもないです。」
調教師「はは、ここらへんはそういう人多いんですよー。」
調教師「じゃ、これからアグラ観光するから一人1000ルピー払ってください。」
!?
俺「NO!一人100ルピーって話だろ!」
イラついた俺はさすがに切れ、ラクダ車を降りた。
調教師「(あー、もう・・・みたいな顔しながら)500ルピー」
俺「むり!!」
調教師「300!」
俺「ったく一人100しか払わないよ!ほら!」
調教師「あと100!」
俺「NO!!」
だいぶメンタル強くなった。
翌日はデリー空港に行って飛行機に乗りバンガロールに行かなくてはいけない予定だったのだが、
なんとデリー空港にいくまでの電車がない。ちなみにデリーまで200km、様々な方法を調べたがもう電車がない。詐欺続きですっかり忘れていて予約もとれる時間じゃなかったのだ。
バンガロールから日本に帰る航空券しかないのでバンガロールに行けない=日本に帰れないということだ。
大急ぎでYahoo知恵袋に投稿するも全く投稿が来ないし、こっちは下手したら生死にかかわる問題だってのにそのときに一番閲覧数があった質問が「パスタとスパゲッティの違いなんですか?」で腹が立った。
マヤホテルのおっさんたちだ。
マヤホテルのロビーに向かい事情を話すと「ボスを呼んできます」と言われた。
ボス
聞き慣れない言葉に俺達は恐怖した。
するとヒゲを蓄え太った中年のいかにも「ボス」の男が出てきた。
ボスは気だるそうにソファーに座った
ボス「どうしたんだ」
俺ならもうどうでも良くなって言い値払って観光を満喫するかな
向こうの人間が必死だってのはなんとなく想像できるし
そんなホイホイ出したら際限なくエスカレートしそうな気が
ボス「わかった。タクシーを出してやろう一人1000ルピーでだ。」
と言った。俺達は正直今までタクシーやらに良い思い出がない。
なので今まで自分達が受けた詐欺や殴られたことを話して、タクシーが怖いということを伝えた。
すると横で聞いていた白人のおばあさんの店員が俺を抱きしめ
おばあさん「大丈夫。大変だったね。私の目を見て。私達は嘘を付いていない」
と言った。リアルに泣いた。
ここには良い人しかいない。
しかし・・・冷静に考えるとおかしい。
調べてみるとアグラからニューデリーまでのタクシーの相場は100ドルとの記述があった。
見ず知らずの観光客のためにこんな格安のタクシーを出してくれるのだろうか?
あまりにもうまく話が出来すぎじゃないか?俺達は人を信用できなくなっていた。
ド ク ロ マ ー ク が つ い て い る …
嫌な予感がしつつも先にお金を払い、ニューデリー駅まで向かうよう頼んだ。
タクシーの運ちゃん「あいよ!まあウチはデリーの奴らと違って騙したりしないよwwwwww」
笑えない。
楽しく会話をしていると道路の端に車を寄せ、止めた。嫌な予感がする。
運ちゃんはタクシーを出て車の後ろ側へ歩いていった。
しまった。やられた。やはり詐欺か!!と考えを巡らせながら恐る恐る振り返ると
立ちションをしていた
疑心暗鬼になりすぎていた俺達は一つ一つの行動に過敏になりすぎていた。
5時間ほど経ち、「デリー」の看板が見えると運ちゃんは俺達を下ろした
運ちゃん「さあー着いたよ。お疲れ様」
そういうと俺達と固い握手をして去っていた。運ちゃんは良い人だった。俺達は何度もサンキューと言った。
しかし、ニューデリー駅に行くように指定したはずだがあたりは全く見覚えのない場所。恐る恐るマップで確認をしてみると
「ニューデリー駅まで23km」
や ら れ た
タクシーこえーよ
最後の最後でやられた。だけどマヤホテルの人達は本当に良い人でした。悪いのは運ちゃんだけ
そのままなんとか電車に乗りニューデリー駅まで向かうことに・・・
よほどの緩さを見抜かれたんだろうな
コピペ貼るだけでも2時間かかる奴だし
前回はいきなり消えて、皆が保守してくれてたのにシカト
2日過ぎてしれっとスレ立て
しかも詫びる言葉の一つもないバカでマヌケ
アホが軽い気持ちでインドなんか行くとこうなるって反面教師だな
このあたりで俺は、疲労やら心労によって完全に体調を崩し死にそうになっていた
バンガロールには先輩の知り合いの家があり、俺達はそこに泊まることとなった。
知り合いの家ということでこれから先の旅は悠々自適なもので、詐欺や暴行にあうこともなく残りの数日間を過ごし、日本へ無事帰国できたのだった。
おさるさん
クラクションがうるさい
タージマハルのチケット売り場
タージマハルの中のよくわからん建物
タージマハルの中のよくわからん建物2
あとむこうではめっちゃドラえもんが人気らしい。
なんでみんなこの国で自分探しとかしてんだよ
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