ロサンジェルスに住む写真家セス・キャスティール氏は、最近腕時計の販売店に出かけた。店のスタッフが、
職業は何をなさっているんですかと尋ねた。
「写真を撮ってるんですよ」と、キャスティール氏は答えた。
「まあそうなんですか、最近話題になっている水中の犬の写真はご存じですか?」と彼女は尋ねた。
「ええ、わたしが撮ったんです」
「わあすごい、信じられない!」と彼女は叫んだ。
キャスティール氏によると、ここ数週間というもの、似たような出来事が何度か起こったという。水中で必死に
ボールを追う犬の表情を撮影した、彼のユニークな写真集が口コミで広がり、世界中で大人気となっているのだ。
これらの写真が世界中で有名になる前のキャスティール氏は、フリーランスの写真家としてまずまずの生活を送って
いた。時には勘定の支払いに苦労することもあったが、顧客の数は増えつつあった。最初に写真が広がり始めたとき、キャスティール氏はちょうど、[Discovery channelの番組]『アニマルプラネット』の撮影に出かけていた。
運命の2月9日(米国時間)に、キャスティール氏の写真は不思議な力によって『Reddit』『Facebook』『Google+』、
そして『Warholian』へと導かれ、少なくとも5つか6つの大陸の視聴者の中で最もホットなトレンドのひとつとなった。
その後、世界中の1,000人を超える人々から、自分のペットの写真を撮って欲しいとの依頼があった。また、現在
準備を進めている水中の犬の写真集の版権を得ようと争う出版社が次々に現れた。『The New York Times』から、
[米ABCのニュース番組]『Good Morning America』まで、米国の主なニュース・メディアのほとんどで紹介された。
http://wired.jp/2012/03/12/underwater-dog-photographer-actually-turns-buzz-into-traction/
ボーダーコリーのネバダ。ロサンジェルスで撮影。
撮影風景。Photo: Mark Doti
イエロー・ラブラドール・レトリバーのバードット。
バードット。
バードットとネバダ。
ブラック・ラブラドール・レトリバーのダッチェス
オールド・イングリッシュ・ブルドッグのミスター・ビーフィー。
ラブラドール・レトリバーのアレックス。シカゴで撮影。
ロットワイラーのマイロ。
キャバリエ・キング・チャールズ・スパニエルのバスター。
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