2012年4月23日月曜日

【申告】任期付き若手研究者、契約が更新されない「雇い止め」の不安広がる

1:本多工務店φ ★:2012/04/22(日) 14:46:43.28 ID:???
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先端研究に任期付きで従事している若手研究者の間で、契約が更新されない「雇い止め」の不安が広がっている。
5年を超えて同じ職場で働いた有期雇用の社員に無期雇用の道を開く「労働契約法改正案」が成立した場合、
雇用主が先回りして5年以内に契約更新を拒む動きが出るとの観測があるためだ。
科学技術政策の司令塔を担う政府の総合科学技術会議は不安に応えるため、
同法を所管する厚生労働省に意見書を提出するなど、改善に向けた検討を始めた。

 生命科学や先端技術など、研究費を集中投下して世界級の成果を狙う「プロジェクト型」と呼ばれる研究は多くの人手が必要だが、国立大や研究機関では人件費に充てる国の交付金が毎年削減され、正規雇用できる人数は限られるため、有期雇用が一般的だ。
 多くは30代で、3〜5年の任期で契約したり、1年ごとに契約を更新したりしている。
東京大では教員の約2割に当たる901人、大阪大は約15%の493人(いずれも11年5月1日現在)が有期雇用。
研究を支える人材でありながら、無期雇用より低賃金で身分も不安定だ。

 同会議が19日に実施した若手研究者からの聞き取りでは、
東北大の住井英二郎准教授が「大学は無期雇用を増やすのが難しく、現状では雇い止めになる恐れが大きい」と訴えた。
博士号を取得しても正規雇用で就職できず任期付きで働く「ポストドクター」の問題に詳しい近畿大の榎木英介講師は「若者はリスクを取らない傾向があり、5年で首を切られる研究職は避けるだろう。
 本来、正規と非正規の格差をなくすべきで、法改正で問題は解決しない」と指摘した。

 改正案は非正規労働者の雇用安定を目的に今国会に提出されたが、審議入りは未定。
研究者を多く雇用する京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長が3月、古川元久科学技術担当相に
「若い研究者は将来に不安がある。既婚者は家族の希望で条件のいいところへ転職してしまい、優秀な人が先端研究の現場から逃げてしまう」と申し入れている。

ソース:毎日jp
http://mainichi.jp/select/news/20120422k0000e040113000c.html



20:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:32:16.14 ID:C1Ix3+HH
首なんかにビビるなよ
働かないのは気楽でいいぞ

21:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:34:10.37 ID:mQTSWApl
同意

22:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:35:14.31 ID:h22tGGQk
働かなきゃいけない教の衰退である

5:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 14:56:27.91 ID:CkPMpdS+
そもそも研究者の世界がそういう世界だからなぁ。
有期雇用とか非常勤で食いつないで成果を出し続けて、実績を認められればどっかの大学なり研究所がテニュアとして雇ってくれる。

昔から研究者は、専門的労働者として一般の労働者とは異なる扱いを受けてきたはずだけど、
今回の改正では例外に入らないのかな。

7:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 14:58:13.11 ID:xQ9iYHmx
一方中国や韓国では優秀な人材を大量にアメリカの大学に送り込んでいる
日本オワタな

11:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:02:14.16 ID:GVEAitUC
>>7
アメリカこそいつ首切られてもおかしくない状況で研究してるんじゃ?
アメリカがよいなら、この記事みたいな研究者の扱いで日本オワタとか意味不明なんだけど、馬鹿に言っても仕方ないか。

12:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:09:38.20 ID:37q5hBcZ
>>11
アメリカの研究者はいつクビになるかわからないってのはイメージだけ。実際には比較的安定している。
それに、アメリカのような流動性の高い社会で40でクビになるのと、日本のような過剰な雇用規制で
流動性が全くない社会で40でクビになるのとでは意味合いが全く違う。

8:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 14:58:29.31 ID:bp0yfjbn
たしかに特任〜とか特命〜って
肩書きの人が多いよな

まだ上が詰まってるし、枠そのものが減ってるから
当然と言えば当然だが

9:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 14:58:52.80 ID:Te3Dmpdd
ちゃんと成果を出せば契約更新してもらえるよ。
成果なくても定年まで居れた昔のほうがむしろ異常だった。

112:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 19:05:12.84 ID:hP9hzNuJ
>>9
それができないようにするのが今回の改正だろ

15:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:12:05.58 ID:ItD9/wnX
優秀な人はちゃんと常任のポジションを得てるよ
雇い止めになってる人は能力的にも相当微妙な人ばかり

18:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:25:28.62 ID:dnpEUcZA
日本のきついところは、訳の分からんのが教授になって、完全に自分たちのことしか考えてないこと

23:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:35:49.22 ID:Se+91/Cc
職がないのに高学歴化ばっかし推し進めてきた弊害だな
全ては天下り官僚と教育関係者の生活のためだけ

26:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:44:11.74 ID:ULRklmTP
>>23
その通り
だが、理系修士なら需要はある
メーカーも分野間違えると安泰じゃないからその道が正解かどうかは誰も分からないが

24:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:36:21.11 ID:Pm9l9mg1
自己責任だとおもうな。専門家志望なんだからそれぐらい自分で判断できないと。弁護士会計士もだけど。

27:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:45:02.33 ID:YvwHwTfu
どこでも優秀な人間1人の裏に役に立たないのが4人いる。
優秀な人間1人雇うためにとりあえず5人雇うのが民間企業。
はじめから優秀なのを1人だけ雇おうとするのが大学。
そんな都合のいい状態が長続きするわけが無い。

30:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:52:33.16 ID:EVEqXSG4
今の日本で医学部卒以外でそのまま博士課程に進んで研究者目指すのは、
ほとんど自殺行為に近い。就職できなくても食っていけるアテがあればいいが。

33:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:05:02.70 ID:NvBk+nSl
>>30
就職したらしたで金儲けのこと考えられないから使えないったらありゃしない。
屑ですわ。

37:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:16:44.62 ID:YvwHwTfu
>>33
任期制のオーバードクターが牢名主のように研究室に陣取って「研究者が最高」とか洗脳してるから
最近は修士卒でも研究志向が変に強すぎて非常に使いにくい。

31:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 15:54:37.77 ID:48J1r63u
日本は国の研究機関の予算が少な過ぎる
民間に任せ過ぎなんだよ

32:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:01:41.13 ID:08C9G9ok
>>31
文系にあらずんば人にあらず

35:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:08:54.98 ID:48J1r63u
>>32
理系でも普通に就職する分にはいいけど、博士が悲惨なんだよなぁ・・・
悲惨なのがわかってて博士になる人をバカって言うのは簡単だけど、本当に癌でバカなのは国だと思う

38:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:16:46.96 ID:bsDubcQg
大学院分の奨学金返済を免除した方がいい。
職がなくて借金だと自殺者が余計増える。

45:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:44:56.84 ID:xLIzvTlh
>>38
逆。高利にして借りないようにするか、入学前から就職先決まっている奴にしか貸さないようにしたらいい

49:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:48:41.45 ID:bsDubcQg
>>45
そんなことしたら海外に研究者の卵が逃げて行くぞ。
ほとんど無駄なことでも、お金を出すべきところは出さなきゃどうしようもない。

51:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:52:47.94 ID:J8FxTNFH
>>49
むしろ、今の日本は無駄なことに金を使いすぎている。
その結果が1000兆円という天文学的な借金だろ。

不良債権を切り捨てるべき。

54:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:55:40.54 ID:xLIzvTlh
>>49
じゃあ、最悪でも食える資格をカリキュラムにいれとけばいい。

例えば、教員免許とか看護師とか

39:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:17:23.59 ID:DZiCingU
コストばかりで利益の見込めない基礎研究なんてものに
税金を使うことがそもそも間違ってる

52:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:53:31.36 ID:pTrGkInK
>>39
逆逆。すぐ儲かるような研究は民間でやってるから放置してていいの。
いつ何の役に立つのかわからないような基礎研究こそ国が金出さないとダメなんだよ。

44:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 16:44:03.32 ID:56v24UfI
政府が率先して若者の非正規労働者化を
薦めているようなもの
若者の間での格差はひどいものがある

61:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:19:32.27 ID:0lA+KdAI
アメリカも研究者は悲惨
だから白人は避ける
理系学部卒→MBA取得→金融機関就職
このアメリカ白人理系はこのパターンが非常に多い

66:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:30:01.61 ID:CVbrZEZN
なんか、よく分かっていない人の議論が多いな。
分野によって、状況は違う。
特に人も割合からいっても状況が厳しいのは、natureやscienceにファーストオーサーの論文があっても
テニュアをゲットできるとは限らないバイオ関係なんだろうな。
俺の分野(医学とかではないよ)なら、普通にまともならアカポスげっとできる。

68:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:34:56.63 ID:QHTcS2a2
>>66
つうか、最近学生も博士行きたがらなくなったからな。
はっきりいって就職できない人間の吹き溜まり。
機電系なら、逆にまともな対人能力持ってる人間が行けば(まわりがあまりにも
レベル低いので)楽勝的になってきてる。

70:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:42:03.55 ID:QHTcS2a2
まぁ、いくら優秀でも、鬱になったり大病した場合、セーフティーネットが一切ないので
ある程度人生まともに考えてる奴は行かないけどな。
博士後期以降は学歴ロンダの山師と、内進なら引き篭もり気質の人間ばかりのかなり異様な空間。

71:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:46:41.68 ID://wbSwJa
博士行かなくても
企業で研究出来るし、その方が待遇いいのにね。

リスクを取るならそれに見合うリターン(金)があってしかるべきだか、
そうは見えないんだよなあ。

73:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:55:49.04 ID:QHTcS2a2
>>71
企業に研究職入社なんてやめたほうがいいよ。
まじめに研究しだすと、製品化で事業部に異動になるし、
まじめに研究してないとリストラでど田舎の子会社にとばされるから。
自分の専門にあった事業部に技術職で入って研究職使い倒す方が正道。

74:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 17:56:52.74 ID:WNUwwXuD
研究者としてほしいのは対人能力があって研究能力がそこそこあるやつ
博士に残ろうとするのの8割は対人能力がほぼゼロで言われたことしかできないやつ
このミスマッチの解消がなぁ・・
博士研究員がいないので修士あるいは学卒の研究員にしてみたら普通に使えるんだよ
キャリアアップを考えてやらねばならんが・・・

78:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:10:10.49 ID:QHTcS2a2
>>74
2割、8割の法則で企業はその8割を抱えながら組織回してる。かつて大学も万年助手を抱えてた。
いいとこ2割だけ吸ってあとはポイみたいなことは一時的に効果あってもいずれは破綻。
2000年前後にうまい汁吸った団塊教授連中の後始末が今になって回ってきてるだけ。

80:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:14:33.43 ID:UAgInviY
ベンチャーがあまり育たない環境の日本じゃいたしかた無いのかも知れない。

83:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:16:59.00 ID:hYGKK8we
>>80
知的財産権の関連でアメリカだと博士がベンチャーを立ち上げて
倒産させてもトントン以上になると2カ月ほど前の月刊化学か現
代化学の記事で読んだ

84:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:18:19.15 ID:UXsvFEGQ
>>80
トヨタもソニーも創業当時はベンチャーだ。

革新官僚や共産主義者による統制経済、護送船団方式、
ぶっちゃけ社会主義国となった1940年体制がすべての元凶だ。

戦前の日本の法制度は、現在よりもはるかに自由主義的だった。

91:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:33:07.31 ID:UAgInviY
>>84
高度経済成長の際はそれで良かったんだと思うが、変化に対応出来ないからぐだってるんだろう。
まあ、ぶっゃけ官僚が腐っちゃったからって事だと思うが。

98:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:43:25.05 ID:QHTcS2a2
>>91
官僚支配という意味では高度成長期のほうがよっぽど。
昔ながらの「研究」という概念自体がとっくに成立しなくなってるのにそれをいつまでも
研究者自身が守ろうとしてるからおかしくなってる。
海外ではMOTとかの観点含め大規模な研究リーダーはMBA取るくらいの勢いなのに。

102:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:49:22.20 ID:UAgInviY
>>98
高度の時は腐っても鯛感が少しはあったが、今は腐ったゴミだから。

95:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:41:40.54 ID:VoQA41P7
そもそもいったん正規採用職員になれば、レフェリー付の論文誌に何年も研究発表しなくても
安泰でいられる仕組みに問題がある。

大学や官立研究機関職員の6割以上は無能。
民間企業研究者でも4割以上はただ飯食い連中だが、それ以上増えすぎるとソニーやシャープのように倒産しかかるし
あるいは三洋のようにきちんと倒産する。

営業職と同様その成果が最も捕捉しやすく、真に能力給が相応しい職種にも関わらず、その実態は事務職以下の平等制。
こんな職制では一度ぶち壊してポイしなきゃ何ともならん。

106:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 18:52:49.95 ID:JwGCE2Xf
研究してれば 飯が食える

甘い連中が多い世の中になったもんだ

111:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 19:02:03.32 ID:KOKph2bu
>>106
現状を知らずに書き込む情弱発見

若手研究者の待遇は以前に比べて、ぐっと悪くなってる
15年前は博士号を取れば助手になるのは簡単だったけど、
今は博士号を取れても助手になるのは倍率が高くて非常に難しい
ものすごく優秀なトップの人だけが助手として残れる現状なんだけど
これだと10年後に日本の技術を大学で指導できる人が減りすぎると思う

114:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 19:07:08.59 ID:J8FxTNFH
>>111
博士号のハードルが低くなり過ぎたんだろ。
日本の大学は完全に形骸化しているよな。称号を金で売っている。

これじゃ博士市場が飽和して当然だよ。質も下がるだろう。

118:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 19:15:54.63 ID:QFkG5fIL
>>114
そういう面もあってとんでもなく能力の低い博士がいることは確かだが、
一昔前ならとっくに教授になっているような業績の持ち主でも先の見えない
任期付きポジションのままになっている。
それと今の50ー60代くらいが若手だった頃は、もっと上の世代が
寛大だったおかげで講座制の中でも自由に自分のアイデアで研究してた
人間も多い。
今は>>1にある時限付きプロジェクト研究ばかりになったせいで若手が
自分のアイデアで研究するというより、若手が年寄りの手足になってる
場合が多い。

113:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 19:05:52.33 ID:ijZeAil3
10年後には海外でも院卒人材が余ってるんじゃないのかw
人材不足にはならんだろう。

165:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 20:34:10.66 ID:Mb/TbgmM
無期雇用の研究者になるための3つの道
---------
①熾烈な競争を勝ち抜いて教授にのぼりつめる
②国1、国2等の公務員試験にパスして独法、官立の研究所に入る
③研究施設を有する民間企業へ正社員として入社し、研究所への配属を希望する
---------
それができる人が勝ち組で、できない人は皆負け組。
学位や研究能力も大事だけど無期雇用を勝ち取るには自分の足場を固める努力(①〜③のどれか)が何より大事。
足場を固める努力をせず、ただあちこちの研究機関を浮遊するだけの人は悪いけど世の中を甘く見ているとしか思えない。
今になって「正規と非正規の格差をなくすべき」って…、後出しじゃんけんと同じくらいたちの悪い発言には笑ってしまう。
無期雇用と勝ち取る競争は公平なものでなければならない。
競争に負けたヤツは一生、雇い止めの不安と隣り合わせで生きていくしかない。

169:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 20:39:33.90 ID:Br6FeuQ4
>>165
①はともかく、他は微妙。
②はポスドク上がりに牛耳られて事務スタッフに転身
③は30歳過ぎたら事業部に異動させられて技術営業として客先まわり。
まぁ、①もこの調子でいけば今の連中が教授になる頃には教授も任期制ばかり
になりそうだが。

168:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 20:37:54.26 ID:hcWDkXnI
教授が退任しないから若手にチャンスが回ってこないんじゃないの?

171:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 20:41:24.35 ID:KOKph2bu
>>168
それは(原因のほんの一部だけど)確かにある
定年が60歳から65歳にあがったからね

でも、博士課程を修了してからだと就職が遅いから65歳定年でも良いと思うし、
学会への影響力が大きい60歳の教授を学外に出すのがもったいないのも確か。

200:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:15:03.03 ID:nlZq7EdA
いま43歳ぐらいまでの人たちは博士課程を修了する前に
終身雇用の助手としてどこかに押し込んでもらえた。
だいたい1996年ぐらいまでの話。

それから任期制導入の議論が進められて、
結局下っ端だけ任期制導入ということになった。
最初は教授から助手まで全部任期制導入という案だった。

法律は1997年から施行されたが、東大などの都心の大学限定で、
地方大や私立大では実際の導入は遅れた。
そのために43歳未満の人たちは非正規雇用が導入された東大などの
有力大から逃げて、公立大や私立大の正規教員ポストへ散っていった。
研究にこだわって東大に居座った人たちは悉く非正規のポスドクとなった。

研究にこだわって東大に居座ったはずの人たちの多くは、
プロジェクトの終了とともに追い出され、さらに地方大のポスドクとなった。
地方大ではポスドクを指導できるほどの教員はほとんど居ないため、
単なるコマとしてこき使われ、たいした業績も出ないまま使い捨てられた。

一つのプロジェクトが終了したら、他の大学のプロジェクトへ移ってまた
非正規の仕事を続ける。彼らは公共事業における日雇い労働者(いわゆる土方)と
同じ階層に居ることを認識し、ピペット土方などと自嘲するようになる。

運良く研究能力のあるボスのプロジェクトに参加できたとしても、
そこには非正規のポスドクが何人も、いや何十人も集められ、
誰も非正規のポジションから抜け出ることができなかった。
労働力が十分な研究室では、雇用する側の教員に、
特定の人物を正規職員に引き上げる動機がないからだ。

それでもトップジャーナルに論文を揃えたポスドクたちは、
各地方大の公募で勝ち残り、終身雇用の助教や専任講師、
あるいはテニュアトラック制度の教員として採用された。
これはアメリカ型の大学人事制度を再現する理想的なキャリアパスの一つだ。

問題は、研究能力のあるボスのプロジェクトに参加できなかったポスドクたちだ。
アメリカとちがうのは、研究能力のない地方大の教員などにも予算をばら撒いてしまったために、
英文の論文を一度も書いたことがないような教員が、ポスドクを雇用するようになってしまったことだ。

研究能力のない教員でも、ポスドクの任期を更新するかどうか判断する権利を握っているため、
絶対に成果が出ないような思いつきのプロジェクトを強制することができる。
そして成果が出なかったときには、ポスドク本人の責任にして雇い止めをすることも可能だ。

ポスドクは反論するかも知れないが、そのような内部事情に世論や官僚たちは興味を示さない。
そして研究成果が出ないまま各地を転々として、現在42歳ぐらいになる非正規第一世代は
年齢制限による行き止まりの前で呆然としている。

203:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:18:36.74 ID:idLrZt2J
結局若手研究者の雇用問題は、小泉・竹中の新自由主義改革で非正規化が進んだ
日本の雇用環境の縮図なんだよな。
小泉改革で日本は豊かになるどころか若い人が安心して子供も作れないような社会
になってしまったじゃないか。
こんなこと続けていては日本は滅びるよ。

206:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:22:56.36 ID:UXsvFEGQ
>>203
小泉は何も関係がない。ポスドクは単なる団塊・老害のエゴの犠牲者だ。

205:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:22:23.98 ID:Lb9EWJOh
小泉改革は本人が途中で逃げたからな
でもあのままで良かったとは思えない
小泉を選んだことは間違いではない
小泉を選んでなければ誰だっけw

226:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:51:32.83 ID:xyyvEf6l
研究者ってアタマ悪いのな。まず企業しろよ。設立費用は30万弱。
親にでもだしてもらえや。話はそれからや。

229:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:56:38.54 ID:KOKph2bu
>>226
日本での起業のリスクはアメリカに比べて悪すぎます
日本の銀行は良い技術やアイデアではなく、良い担保にだけ金を貸すので

227:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 21:52:28.18 ID:fYTompAS
研究費っていうか、そんなことよりも教育と事務仕事の比率が高くて…

231:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 22:00:48.95 ID:CVbrZEZN
>>227
まさにその通り。アメリカでは、入試業務でさえadministration officeのような
ところの仕事だからね。秘書とかがしっかり仕事してくれるので、
本来の教育と、本来の研究に専念できる。
それが、日本ではすべて教員にやらせようとする。
日本の大学がもっと競争原理をいれるのはいいけど、そのかわりそういうシステムも
同時に見習ってほしい。

237:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 22:10:10.97 ID:CVbrZEZN
>>231
会社でいったら、開発部長とかに、人事や総務や庶務や広報や、その他ありとあらゆる
仕事をさせるようなもんだ。もっと、人的リソースのコストパフォーマンス最大化と
いうことを考えてほしい。

240:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 22:15:47.19 ID:KOKph2bu
>>237
本当にその通りだと思う
アメリカだと教授が掃除したら「掃除婦の仕事を取るな」と怒られるしね
雑用が多すぎる

243:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 22:21:23.88 ID:CVbrZEZN
>>240
俺は自分の研究室は毎日自分で掃除して、ゴミも自分で捨てているよ。
だれもやってくれないからね。
たまに、目の前の学生研究室も掃除してやるよ。誰も掃除しないから。

275:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 23:11:05.78 ID:cHzhIAAB
こんなの初めからさんざん言われてた話じゃん。
そういうの全部承知の上でやったんだろ?
何を今さら。

293:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 23:29:09.83 ID:xxPoP21E
雇い止めとか変なイメージを付けるな
契約満期で終了ってだけだろ

337:名刺は切らしておりまして:2012/04/23(月) 00:06:04.24 ID:IIAX+5lW
こんなの医者や弁護士みたいに供給減らせば解決する問題じゃないですか?

340:名刺は切らしておりまして:2012/04/23(月) 00:09:14.24 ID:hWDXpekW
>>337
程度の差こそあれ、タクシー業界と縮図は同じ。
運転手(研究者)を雇う側としては、運転手(研究者)は多いほうが都合がいいし、
医者や弁護士みたいな国が一元管理できる国家試験なんてものがないからね。

349:名刺は切らしておりまして:2012/04/23(月) 00:14:52.50 ID:IIAX+5lW
>>340
一元管理するための学位授与機構ではないでしょうか?

356:名刺は切らしておりまして:2012/04/23(月) 00:20:51.48 ID:hWDXpekW
>>349
タクシーにも二種免許という機構はあって、
そこをガッチリ締めれば職にあぶれない仕組みは作れるが、そうはしていない。

298:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 23:33:43.29 ID:4eYKH0s2
ざっくばらんに言っちゃうと、ドクター多すぎ

178:名刺は切らしておりまして:2012/04/22(日) 20:50:20.78 ID:g/BW3cm+
高校球児が全員プロ野球選手になれるわけないし
できるだけ早いうちにあきらめたほうが本人のため





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