
ソースは
http://diamond.jp/articles/-/17178
http://diamond.jp/articles/-/17178?page=2
http://diamond.jp/articles/-/17178?page=3
http://diamond.jp/articles/-/17178?page=4
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ある日本のベンチャー企業が自社の米国特許を武器に米国IT企業を果敢に攻めている。
グーグル、ヤフーなど13社を特許侵害で訴え、アップルまで標的に定める。
しかも勝てそうであるから驚きだ。そこには自社の特許を活用するという日本企業が見習うべき
経営戦略がある。
2011年4月、米国テキサス州で、特許侵害に関するある大きな訴訟が起こされた。
訴えられたのは、グーグルやヤフー、AOL、AT&T、そしてアカマイ・テクノロジーズなど、
検索サービス大手からインターネット接続事業者、コンテンツ配信企業に至るまでの13社だ。
こうした世界のIT産業をリードする企業を訴えたのは、実は日本企業。
しかも、社員わずか8人のイーパーセルというベンチャー企業だ。
無名のベンチャーが世界のトップ企業に訴訟を起こすとは、「なんと無謀な」と一笑に付す向きも
多いかもしれない。
しかし、6月から本格的な訴訟手続きに入ると、8月には早速“白旗”を揚げる企業が現れる。
携帯端末「ブラックベリー」を製造するリサーチ・イン・モーション(RIM)だった。
イーパーセルはRIMと特許ライセンス契約を結び和解し、事実上の“勝利”を収めたのである。
その後も立て続けに3社と和解、ライセンス契約を結んでいる。他の企業とも現在争ってはいるが、
いずれも勝てる公算が大きそうだ。
日本のベンチャーが世界の大手企業に特許侵害で勝つ例はなきに等しい。
なぜ、このベンチャーは勝つことができるのであろうか。
-続きます-
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■世界の頭脳を結集させ「電子宅配便」を開発
イーパーセルの事業は、容量の大きなデータを企業向けに配送するサービスで、
いわば「電子宅配便」とも呼べるものだ。
特徴は、送り手と受け手の両者がソフトウエアを導入すれば使える手軽さや、通信が中断しても
確実にデータを送ることができる安全性である。
ネットのつながる場所であれば世界中どこにでも配送でき、しかもリアルタイムで配送状況が
確認できる。日本から中国の奥地に100メガバイトのファイルがわずか36秒で届くスピードもある。
技術に対する信頼性も高い。イーパーセルのシステムはほぼ自動化され、社員8人だけで
運営している。にもかかわらず、クレームは年に数回あるかという程度で、契約の解約は
ほぼゼロだ。
そうした実績が信用を集め、顧客は、日産自動車やコマツをはじめとする約600社に上る。
実はこの電子宅配便サービスを支えるシステムにこそ、世界を驚かせる特許技術が詰まっているのだ。
例えば、データの受信を通知する技術をはじめ、他人のパソコンを遠隔操作する技術、
そしてネット上で個人の嗜好や習性を収集・解析する技術など。これらはいずれもイーパーセルが
開発し、特許を取っているものばかりだ。
いまやスマートフォン上でメールを受信したり、バージョンアップしたりした際には
当たり前のようにポップアップが現れるし、電話による遠隔サポートサービスも普及している。
個々の検索結果に関連した広告も日常的に配信されている。
つまり、前述の企業は、イーパーセルの技術を用いてさまざまなサービスを提供していることに
なり、特許に抵触していたというわけだ(イーパーセルが特許侵害とした特許の主な内容は下表参照)。

それもこれもイーパーセルに先見の明があったからだ。
もともと1996年の創業時に、ネットの爆発的な普及で電子取引の時代が到来することを予感し、
物流最大手のフェデックスの配送の仕組みを研究、電子宅配便の構想をぶち上げていた。
同時に、世界プログラミングオリンピックのチャンピオンや、数学オリンピックの選手権参加者ら
世界14ヵ国の最高峰の頭脳をかき集めた。
すべては、通信経路がいかなる環境にあっても、「荷主」から「荷受人」まで「荷物」が
安全かつ確実に届くよう特化させた、電子配送専用の通信プロトコルを開発するため。
要した時間はなんと1年足らずという短さだった。
仕上げは、98年から2001年にかけて米国特許11件を次々と取得したことであった。
そこに目を付けた会社があった。08年ごろから、「お宅の特許は使える。売ってくれ」などと
複数の米特許運用会社から問い合わせが寄せられたのだ。
もともとそれらの特許が、IT業界の「宝」であることをわかっていたイーパーセルは、
これを好機とみて運用会社を介して訴訟に踏み切ったのだ。
-続きます-
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■500の特許に引用 ネット事業に必須の技術
いま、世界ではIT企業同士の「特許戦争」ともいうべき争いが繰り広げられている。
アップルとサムスン電子は特許侵害訴訟を世界中で起こしているし、グーグルは昨年8月、
約125億ドル(約1兆円)でモトローラ・モビリティを買収すると発表。その特許が狙いだったと
みられている。フェイスブックに至っては、ヤフーに特許侵害で提訴されたため、IBMから
特許を買収したもようだ。
まさに世界は血みどろの争い。そうした中、日本企業の特許に対する意識は極めて希薄だ。
このような状況に挑んだイーパーセルの狙いは、和解で得られる数千万円の特許ライセンス料
ではない。
北野譲治社長は「そもそも経営は安定しており、ライセンス料を得ても訴訟や弁護士の費用を
差し引けばもうけはほとんどない。それよりも、自社の『知的資産』を積極的に活用するための
経営戦略である」と言う。
事実、その知的資産は世界に認められている。
右下表は、特許専門の調査会社パテント・リザルトの調べで判明した、イーパーセルの特許が
他企業の特許にどれだけ「引用」されたかを示す件数である(12年2月末時点)。

引用された特許は「先行特許」と位置付けられ、引用件数が多ければ多いほど、認知度が高い
といえる。
マイクロソフト26件、IBM26件、マカフィー20件、LG電子12件、
ヒューレット・パッカード9件……合計505件に上る引用件数から、世界の関心がいかに高いかが
わかるであろう。
ベンチャー故に金融資産が少ない分、訴訟などを通じてこうした知的資産を世界に認めさせることで、
ブランド価値を高めていくというわけだ。
イーパーセルは今後、訴訟対象を26社にまで広げていくつもりだ。
北野社長は
「日本にも世界に誇れる技術があることを知っていただきたい。近い将来、時価総額世界1位の
アップルにも、わが社の特許技術を提供したい」と意気込んでいる。
イーパーセルの投じた一石は、特許侵害訴訟という枠には収まらず、大きな波紋となって
広がりそうである。
(「週刊ダイヤモンド」編集部)
-以上です-
イーパーセル株式会社
http://www.e-parcel.com/jp/welcome/index.html
http://www.josan.jp/newwave_eparcel.htm
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20050914/221122/
もう同じ様な技術あっただろ
特許を取ってない案件を探して儲けてるんじゃね?
だとしてもだ。それが出来ることが凄いじゃないか!
逆に特許捕れるモノも脅しに屈して手放す馬鹿経営者が多いのに。
こいつらが特許と称しているのは大工が釘を打つときに
トンカチを右手で持つか左手で持つか、みたいな話だぞ。
こういうのを脱法行為ってんだよ。していることは893と一緒だ。
こんな連中は技術者とは呼ばんと思う。
でも、
>>184を読むと、暗澹たる気持ちになるんだよなあ。
結論から言えば、日本の理系(特に工学屋)は、
「【日本の物理の授業】で扱っていないもの」に対して、致命的に盲目すぎる。
盲目であるばかりか、「俺はそんなものは見えないし信じないのが自慢なんだよ」と誇って一生を終えるw
理系文系スレなどを読んでいるとしみじみ思うが、結局日本はここで負けている。
科学技術というのは、理系プロパーの最たるもののようで、実は理系だけの問題では無い。
世界の人間がそれを扱う際に、約束事として生じる特許権つまり「権利」は、物理の授業で扱えるものではない。
日本の理系は、物理の授業で扱えないものは、畢竟文系の作った馬鹿な妄想だと思っている。
だから、特許も扱えないし、金銭の問題も扱えない。金銭も物理の問題では無いからね。
一口にいって>>1みたいのを拝金主義とか功利主義っていうのよ。
だから、立派な仕事をしているように見えない。
実際には市場というか人類文明に何ら貢献していないのに、
どこかの会社が頑張って市場開拓したのを見計らって、
『それ、実は俺のアイデアなのよね。』と上前を跳ねに登場する。
何ら普及への努力も貢献もなかった癖にね。
こいつらのしてることは完全に下衆の所業だよ。日本の恥晒しだ。
少しでも自分の職業にベルーフ(天職意識)を感じているなら、
こんなことは出来んと思うよ。
>こいつらのしてることは完全に下衆の所業だよ。
ハマカーンかお前は。
>>1だけでよくそこまで言い切っちゃいますね
ま、ここで人真似だとかたいしたこと無いってカキコしてる香具師は実際に
特許とるのがどれだけ大変かわかってないんだよね。
実際に特許庁へ書類だしてみないと分からんのだよ。
誇りも何もなく893みたいなタカリをしてまで生きている意味あんのか?
自ら餓鬼界に落ちておいて世の中のせいにするなよ。
綺麗事だの何だの言われようと、俺はこんな連中は認めない。
同じ民族として罵倒するっ!!
特許の世界もビジネスでも、早いもの勝ち。
逆に考えてごらん。
例えばEVや衛星技術・ロケットなんかの特許を他の会社が先に押さえて、
『お前んとこうちの特許違反だ、賠償金〜億ドル払わないと製造・販売差止めね』
ってやってくるんだぜ。 アメリカ相手ならドル払えば済むかもしれんが、国策で
中国あたりからこれをやられると致命的。
最近ではサムソンVsアップルでこんな ↓ ケースもある。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111018/bsk1110180504003-n1.htm
民族として対抗するなら、政府が主導して先に押さえなければ。
何処かの朝鮮企業の様に特許関係でグタグタなのに比べればスマート
存在アピールだよ。
その技術、うちの奴の真似だろ?って訴訟起こしながら自社の技術を売り込んでる。
こうやって修羅場の中で這い上がってきた連中ばかりだし当たり前のことをしてるとしか思わんが
ほとんどは淘汰されてしまうから本物かどうかはこれからやね
>物流最大手のフェデックスの配送の仕組みを研究、電子宅配便の構想をぶち上げていた。
>同時に、世界プログラミングオリンピックのチャンピオンや、数学オリンピックの選手権参加者ら
>世界14ヵ国の最高峰の頭脳をかき集めた。
これ本当かな?
なんか会社の規模に合わない気がするが。
8人の会社で14ヵ国、残りの人は辞めたのかな?
だれもが、その会社の名前を知っていて当然なのに
だれも、知らない会社が
いまさら昔の話を持ち出すのは、いわば恥ずかしいクレーマー
正直、こういう当たり前の改良や改善策を先取りして特許にするのは、文明成長の妨げになっているような。
> 確実にデータを送ることができる安全性である。
> ネットのつながる場所であれば世界中どこにでも配送でき、しかもリアルタイムで配送状況が確認できる。
これはどれくらいすごいの?
TCPの上のレイヤの話しかな?
非常に難しい話になるんじゃないかな。
データをどのくらいのパケット分割して、どのくらいの冗長性を備えて
どんなルートで、どのくらい分散しながら送るかとか、
きっとそういうの全てを数学的にモデル化して証明してプログラミングされてんじゃないかな。
どの運送会社もサービス整ってるけど
これも何処かが特許隠し持ってたりしてな。
まぁ日本でサブマリンは無理だからさほど影響はないだろうが。
見方が違うだけ。
これが韓国企業なら、お前ら叩きまくってるw
あらゆるものは見る方向を変えただけで悪にも善にもなるし。
当たり前のことを何を偉そうにツラツラとと語ってんだ
自国のベンチャーが巨大企業と渡り歩いてんだから応援したくもなるだろ
サブマリンだからどうだっていうの
善にも悪にもっていうが、何件も和解に持ち込んでるなら
悪の要素はどこに存在するんだか言ってみろ
あまり調子に乗ってると・・・・
サブマリン方式の根源も日本電気だから・・・まあ敵に不足は無いけど
>世界14ヵ国の最高峰の頭脳をかき集めた。
この時点でどう考えても単なるベンチャーじゃねぇ
大手かその関係者が別会社やってるだけだろ
>和解で得られる数千万円の特許ライセンス料
>ではない。
うーん、本当にすごい特許だったら、そんな額にならないよね。
面倒くさいから払っとくかって感じだろうな。
新規に開発してないし、特許管理会社ってこんなもんじゃないの?
利益率高いといっても、売上数億だし。10名に満たない社員なら超優良
中松義郎がやってるのを会社レベルにしたとも見れるし、
大企業の子会社でもありそう。確か、NTTは特許管理専門の別法人があったはず
特許は新しい技術やアイデアを思いついても、それを使った製品やサービスを出したとたん真似されて、
最初に思いついた人の研究開発や労力、才能が評価されずに、ぱくったもんがちになることで技術の進歩が起きなくなるのを防ぐためにできた制度。
サブマリンで、当たり前に思いつく方法論を特許にしてしまうのは、特許そのものの理念とも反する。
現在はその新規性やアイデアの発展性をちゃんと評価できないから、そういうものにまで特許を与えることとなっており、
だからこういう先にとっておけみたいなやつや、それは悪でもなんでもない、法律に従ってるだけというバカも出てくる。
とはいえ、現実的に国際的にそれを問題視しないからこうなっていってしまう。
アメリカがひとこえかけるべき。アメリカはサブマリン利用してきた本体だからそうしないのだろう。
おまえの言ってるのは、ただの理念論。
特許制度ってのは制度論、システム論なんだから、
おまえの理念を実現するためには具体的にどうすべきか?まで含めて言えよ。
例えばさ、「当たり前に思いつく方法論」「当たり前に組み込むレベルの技術」
これをどうやって、誰が判別するの?特許の出願時って、時代的にかなり前でしょ。
それがどれくらい凄い技術かどうか分からないから、とりあえず保護しよう、ってのも
特許の制度目的の一つなわけで。
といって当初windows95に実装しなかった
96年とはまだそんな感じの時期
史実に誤差がある、日本向けソフトウェアについてないだけだった
http://www.ffortune.net/social/people/seiyo-today/gates-william.htm
(略
近年で最大のミスはちょうどWindows95が出る頃のインターネットに関する
対応でした。当時ゲイツは現在のようなインターネット時代の到来を予見
できませんでした。そのためWindows95の初期バージョンにはインターネット
に関する機能を入れませんでした。彼はあくまでネットはまだ「ホスト局」
の時代と考え、自社のMS Network の推進をベースに考えていました。
しかしインターネットは1995年の春頃から急速に普及し、それとともにWWW
の閲覧ソフト Netscpae のシェアが急速に拡大しました。
慌てたゲイツは直ちにWindows95にインターネット機能を付加するパッケージ
を追加で市場投入する羽目になります。
(略
もっとはっきり言いますか、自分は1996年の時点でWindowsNTをつかってinternetしてましたよ
当時Windows95はオモチャ扱いだっただけです、高価ですがWindowsNTには機能はついていた
おまえはダミーにだまされた、でも安心しておまえだけじゃないからね
自分はN88-BASIC→MS-DOS3.3→MS-DOS5.0→NT4.0→win95(以降略)でした
なにもインターネットサービスがなかったといってるんじゃないですよ
当時はビルゲイツでもそんな程度の認識だった時期ということですよ
インターネットの可能性は誰もが気づいてただろ。若い世代なら。年寄りはしらん。
インターネットの可能性は誰もが気づいてたね
ただ96年当時の情況を思い起こすとこのイーパーセルはよくやったと思ってもいいんじゃないの?ということ
孫正義がインターネットの可能性を見出してやったのが巨大なお気に入りに過ぎなかった米ヤフー導入程度って時代なんだから
ただ、そういうサービスを実現するときには当然誰でも実装するような技術を持ち出して
金を要求するのは「サービスじゃ食えなくなったのかねぇ」と思っちゃうな。
バッシングが多いね。
素直に賞賛してしまった私は、単細胞なのか?w
すでになめられてる
エグイところは、批判買うから出さないだろ。
しかし、すごいな・・・
時期的には、サブマリンのせいで、どの会社も、新規特許に関しては
どんどん登録しろって時期だったと思うけど
その中で、食える特許をこれだけ抑えたのは凄い
負けを認めさせただけで十分でしょ
追い込みすぎたら実弾飛んでくる国ですし
でもって業務提携に持ち込むことが出来れば長期安定収入確保ですなぁ
簡単に和解になるように。
サブマリンで莫大な金要求するのとは違うね。
訴える相手に、日本企業の名はあるのか?
こういうのがもっといっぱい日本に出てきてほしい
前から思ってたけど暇人速報はまとめが素晴らしい。と書くと関係者と思われそうだが、実際このスレの纏めが批評的なのは間違いないだろう
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